慢性頭痛Q&A

慢性頭痛ってどんな感じ?
下記のような症状は慢性頭痛が疑われます。
夕方デスクワークの疲れがたまると痛むが、朝から痛むことは少ない
頭をギュッと締め付けられるように痛むが我慢できないほどの痛みではない
吐き気もない
常日頃から頚・肩のコリがひどく、コリが悪化すると頭痛がくる
心臓の拍動にあわせてズキンズキン痛む
朝起きたときから痛む
痛みがひどいと気持ち悪くなり、吐いてしまうことがある
お酒を飲んだ翌日、深酒していないのに決まって頭痛がおきる
赤ワイン、チーズ、チョコレートなど、特定のものを摂ると頭痛がおこる
頭を振ったりお辞儀など頭を下げると痛みが増す
週末に頭痛が起こる
頭痛にはどんなタイプがあるの?
頭痛は大きく分けて2種類あり、それぞれ原因が異なります。
上の質問の前半4つに該当するあなた、「緊張型頭痛」の可能性があります。
下の後半7つに該当する方、「偏頭痛」の可能性があります。
なお、緊張型頭痛と偏頭痛が併発しているケースもたまにあります。
~緊張型頭痛のあなたへ~あの孫悟空になったみたいな締め付け痛はどこから?
頭・頚・肩の筋肉が緊張し(コリ)、筋肉の周囲の神経を圧迫することで痛みが生じます。
中でも側頭筋や頭板状筋・頭半棘筋が緊張し、周囲の神経を圧迫して痛みが起きる場合が多いようです。
~緊張型頭痛のあなたへ~なぜ鍼灸が効くの?
原因となっている筋肉の血行を促進し、緊張を緩めることで神経の圧迫を除去し、痛みを軽くして行きます。
はり灸のもっとも得意とする作用ですね。(「はり灸はどんな効果?」の「血行改善」「筋緊張緩和」の項ご参照
~偏頭痛のあなたへ~あの我慢できない痛みはどこから来るの?
実はまだはっきり解明されていませんが定説はこうです。
脳にある三叉神経がなんらかの刺激を受ける→三叉神経終末が神経伝達物質を放出
→頭の血管が拡張→血管の周囲に炎症→刺激が三叉神経をつたわり大脳へ→痛みを感知
~偏頭痛のあなたへ~なぜ鍼灸が効くの?
鍼灸では「自律神経の乱れが一因」と考え、自律神経を調整する治療をおこない、拡がった血管をもとの状態に戻すこと、炎症を軽くすることで頭痛を改善させます。(「はり灸はどんな効果?」の「自律神経および内分泌調整効果」の項をご参照
体質の改善が必要と聞いたことがありますが?
その通り!緊張型頭痛も偏頭痛も体質改善が必要です。
緊張性頭痛は凝りにくい体質への改善が必要です。
偏頭痛も自律神経の安定した体質への改善が必要です。
体質改善には定期的な治療の継続が必要となります。
特に痛みが生じるようになってどのくらい時間が経過しているのか。
半年なのか、1年か、5年か、10年かといったように、発症してから今までの時間経過に、治療期間も比例します。
治療当初は、施術直後痛みが改善してもまた戻ってしまうという経過をたどります。
しかし定期的に継続することで、2~3日で戻ってしまった症状が1週間、1ヶ月と徐々に効果が持続するようになります。
慢性症状に対する体質改善の治療には根気が必要となることをどうかご理解してください。
日常生活で気をつけることは?
それでは両タイプの日常生活での大事なアドバイスを3つ
①薬物乱用頭痛にご注意(両タイプ)
鎮痛剤を頻繁に使う(週に3日以上)と脳の感受性が増し、少しの刺激でも頭痛が起こりやすくなり、その痛みのためにまた薬を使うという悪循環に陥ることがあります。
この場合内科医に相談してください。頭痛薬をまずはやめ、その反動で「反跳頭痛」が起きますが、「レスキュー薬」と呼ばれる原因薬と異なる薬が処方されるはずです。
②お風呂では湯船にしっかりつかりましょう(緊張型の人)
よく若いOLさんで「時間がないのでいつもシャワーだけ」という方がいます。
こういう方に限って頚肩ばバリバリに張り、頭痛もちというパターンが多いです。
お風呂を軽視してはいけません。
緊張型の人には最大の治療薬となります。
1日のストレスや疲れ、筋緊張をリセットしてくれるのが湯船です。
シャワーではリセットになりません。38~39度くらいのぬる目の湯船に毎日ゆっくりつかりましょう。
③仮眠をしてみましょう(偏頭痛の人)
偏頭痛に仮眠が有効なことがあります。
但し20分以内で、長く寝てしまうと効果はないようです。仮眠が可能な職場環境の方は是非お試しを。
生命にかかわる危険なタイプの頭痛があると聞きましたが?
次の3タイプは命にかかわる危険な頭痛の可能性がありますので、一度神経内科を受診されることをお勧めします。
①くも膜下出血・・・バットで殴られたような激しい痛みが、「何時何分に起きた」と言える位はっきり発症する。
②脳腫瘍・・・痛みが日増しに強くなり、「ものが二重に見える」「手足が麻痺する」「けいれん」を伴う。
③髄膜炎・・・強い頭痛と発熱が続く。後頭部が硬直し、意識もうろうとなる。

はり灸がよく効く症例

ギックリ腰(急性腰痛) 自律神経失調症 慢性腰痛 坐骨神経痛 寝違い 慢性肩こり 頚椎症 五十肩 膝関節痛 慢性頭痛 不眠症 月経困難 便秘症 パニック障害 更年期障害

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