同じ場所で5年以上続いている治療院か
- その地域での信頼度が高いことやリピーターの割合の高いことの裏づけです。
スタッフは国家資格保持者か
- 現状では残念ながら国家資格を持たない治療家が横行し、事故が多発しています。私たちのような治療家の国家資格とは「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整復師」の4種類しかありません。このいずれかを有しているのかどうかをしっかり確認しましょう。
信頼できる業界団体に所属しているか
- 信頼できる業団への所属は信頼できる治療院の証です。
具体的には「全日本鍼灸マッサージ師会」、「○○都道府県鍼灸マッサージ師会」、「○○区鍼灸マッサージ師会」といった団体です。
所属の会員は業界の発展に貢献しているだけでなく、つねに同業者仲間で情報交換を行い、「よりすぐれた治療法はないか」、「いま業界でなにが問題になっているのか」、「これからの患者さんになにが望まれているか」などにつき、日々真剣に議論が交わされているからです。
スタッフの数が多すぎないか
- 3~4人が適切です。院長の目がよく行き届き、少数精鋭で技術レベルのばらつきが少ないからです。
スタッフを指名できるか
- 治療はひと対ひと。治療には相性というものもあり、患者さんが治療家を選べることは、治療効果にも大きく影響します。また、患者さん本位のスタンスといえます。
鍼を抜いたらおわり、ではなく仕上げのマッサージ・整体を丁寧にしてくれるか
- 鍼治療のあとのマッサージ・整体は、全身の気が鍼によって動かされた状態をやさしく時間をかけて整えるという重要な意味を持ちます。鍼だけ、マッサージ・整体だけでは不十分なのです。
患者さんの話をよく聞いてくれるか
- 特に初診時にしっかり耳を傾けてくれるくれることが良い治療には欠かせません。患者さんの立場に立っていることの証です。
『患者さんの体になにが起きているのか』『どういう治療をするのか』の説明があるか
- いわゆる『診立て』とそれに対する『適切な治療法』の選択は治療家の技量がもっとも問われるところです。それらを丁寧に説明することは患者さんの信頼感や安心感を大切に考えている証拠です。
「部分」ではなく「全身」を診てくれるか
- 「木ではなく森を見よ」とは東洋医学の基本理念。いきなり局所(患部)に鍼ではなく、まず手足のツボで全身の気を調える治療からはじめることが基本です。
鍼治療の前後で効果のあるなし確認してくれるか
- 鍼が効いたのか効かないのかを、患者さん本位で確認してくれるか。
鍼では直後効果、さらに言うと「患者さんが実感できる」直後効果が大切です。
治療プランの提示があるか
- 1回の治療が終わったらそれでおしまいではなく、今後どのような周期でどんな内容の治療をどのくらいの期間行っていくか、といった治療プランの提示は患者さんのことを真剣に考えている裏づけです。
病院などの紹介が可能か
- 鍼灸では手に負えない疾患をしっかり見極め、精密検査や手術、薬物療法などが必要と考えられる場合に信頼できる医療機関を紹介できることは、患者さんのお身体に最後まで責任をもつといった姿勢の現われです。