パニック障害Q&A

パニック障害ってどんな感じ?
下記のような症状はパニック障害が疑われます。
乗り物や劇場の中などで突然「強い不安感」と共に「めまい」「動悸」「冷や汗」「息苦しさ」が出る
上の症状は一人で家にいるときにも起こることがある
そうした発作をいままで2回以上経験している
発作がまた起きるのではという「予期不安」が1ヶ月以上続き“仕事に行けない”ことがある
「狭心症」「不整脈」「甲状腺機能亢進症」「低血糖」「うつ病」「過呼吸症候群」などのパニック発作と似た症状を起こす病気はない
どんな人がなる病気なの?
女性におこりやすく、20~40歳代に多い傾向です。また100人に2~3人ほどが一生に一度は発症するといわれます。
「パニック障害の悪循環」って何?
「発作が起こると→予期不安(また起こるのでは…)→広場恐怖(発作時にげられない場所は苦手)→予期不安を増強する→さらに発作が起きやすく」という悪循環です。
体の中では何が起きているの?
脳の「恐怖の反応をつかさどる部位」が異常に働くことでおきるといわれます。
これに伴い、「ノルアドレナリン」「セロとニン」という神経伝達物質のバランスが崩れ、危険な状態ではないのに動悸や息切れなどが現れ、“死ぬかもしれない”という不安や恐怖に襲われます。
しかし、心臓や肺には異常は無く、命にかかわることはありません。
さらに、ストレスや過労は発作のきっかけになることが多いといわれます。
西洋医学ではどんな治療がなされているの?
下の2つの治療法を併用するのが基本といわれます。
①薬物療法
抗うつ薬(1年以上服用を続ける)と抗不安薬(不安の軽減にあわせて減量)の併用
②認知行動療法
ⅰ.“死ぬかもしれない”など破局的な考えのパターンを変える
→発作を日記にまとめ、考え方の偏りに気づき、バランスよい考えに直す
ⅱ.エクスポージャー(曝露療法)
A広場恐怖を克服する訓練
→「まずは駅まで行ってみる」「それできたら1駅間だけ乗車してみる」「さらに数駅間乗ってみる」といった訓練
B発作に慣れる訓練
→激しい運動で心拍数を上げる
激しく呼吸して過呼吸の状態を作る
などして、発作と同様な不快な状態を体験し、「このような状態になっても大丈夫」と実感する
東洋医学ではどう考えるの?
東洋医学では、恐れや驚きの感情や、脳・脊髄など神経系をつかさどるのは五臓の「腎(じん)」と考えられており、この「腎」のエネルギー(腎気→人が先天的にもつエネルギー)が不足していると、
怖くもないのに恐れてしまう
驚いてしまう
焦ってしまう
不安になる
といった現象が現れると考えます。
よって鍼灸ではこの腎気を補う治療を根本治療と考え、まず行います。
さらにパニック障害の方のよくある随伴症状として、
不眠
冷えまたはのぼせ、あるいはこれら両方
下肢のむくみ
浅い呼吸
不安神経症状
頚肩背中の激しい筋緊張(凝り)
といった状態がみとめられ、こうした症状にも一つ一つ対処していくことで、時間をかけて徐々に発作を起こしにくい状態を作り上げていくのです。
心身の状態の改善が必要となる疾患のため、数ヶ月~数年単位の長い治療期間を要しますが、個人差はあっても一定の効果が認められていますので、望みを捨てずにともに根気良く取り組んでいきましょう。
薬の服用をやめたいのですが?
薬は突然やめるとそのリバウンドとして以前にも増した強い発作が襲うこともあり、注意が必要です。
薬が処方されている場合には、パニック症状の軽減と共にかかりつけの医師に良く相談し、その指導の下、慎重に減量を試みる必要があります。
特に抗うつ剤についてはパニック症状が軽減してもなお、一定期間飲み続ける必要ありと考えるむきが多いようです。
焦って元の状態に戻ってしまうのではなく、薬物療法も併用しながら鍼灸治療を行い、じっくり腰をすえて取り組み、徐々に薬を減らしていくことを目指しましょう。

はり灸がよく効く症例

ギックリ腰(急性腰痛) 自律神経失調症 慢性腰痛 坐骨神経痛 寝違い 慢性肩こり 頚椎症 五十肩 膝関節痛 慢性頭痛 不眠症 月経困難 便秘症 パニック障害 更年期障害

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